そんなこと。

頭の中を洗い出し

1.22

記憶を消してもう一度読みたい作品がある。
予測できない展開と結末にめちゃくちゃ興奮したあの読書体験は、多分ずっと忘れることがないだろう。

昨日、久しぶりにその作品を読み返した。
やっぱり面白いし引き込まれるけれど、結末を知っているから最初ほどの感動もなく興奮もなく、ちょっと物足りなく感じた。初めて読んだときの自分が羨ましい。


よく本の帯とか映画の宣伝で「衝撃のラスト」とか「ラスト5分が~」とか「どんでん返し」が言われるけど、こういうのって知らずに読んだり観たりした方がより衝撃的で面白いと思うんだよね。
ラストが近付くにつれて「どんでん返しあるぞー」って構えてしまうし、どんでん返しがあると分かっててどんでん返しされても「なるほどー。こうなったか」ってなっちゃう。

なーんにも知らずに騙されたい。
なーんにも知らない最初の1回がめちゃめちゃ楽しいから。